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ダバオ雑感−1 |
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はじめてのダバオ
フィリピンの南端、ミンダナオ島のダバオを、2016年12月28日から2017年1月5日まで歩いてきた。
成田からマニラへ搭乗したフィリピン航空はエアバス321を使っていたが、椅子の背面にはビデオモニターがなかった。 映画はアプリをダウンロードして、各自のスマホやタブレットで見てくれという。 デジタル化もここまで進んできた! ダバオ市内へ フィリピンはインドネシアと同様に多くの島々からできている。 地続きでの移動ができず、移動が飛行機に頼ることになり、地元の様子が点でしか知ることができない。 そのため、今まで足が向かなかった。 しかし、去年の老人会のマニラのエルミタに続き、やっとフィリピンの田舎にも足を運んでみる気になった。 ということでマニラから飛行機で、1時間半も離れたダバオである。 (ダバオの位置は、右上の地図をクリックして確認してください。) ダバオの飛行場に着いたのは、夜の8時30分。 ボーディング・ブリッジはあったが、あたりは真っ暗。 予約してあったホテルのバンで、人工の光に溢れた(?)空港をあとにする。 バンは埃っぽい空気を舞いあげながら、たちまち舗装の怪しい田舎道を走り始める。 道の両側にはバラックのような店が建ち並び、明かりがついているから、この時間でも商売をしているようだ。 しかし、その明かりは弱々しい白熱灯で、いかにも貧しいアジアだとわかる。 タイやマレーシアよりも貧しく感じる。 インドほどではないが、近代化が進んでいないようだ。 交通事情 翌朝、教会や市庁舎のある場所まで歩く。 一方通行になった3車線の道路が市中を貫き、引っ切りなしに車が走っている。 道路に沿って汚れたビルが建ち並ぶ。 取り立てて特徴のある街並みというわけではない。 乗用車も走っているが、古いジープニーが目立つ。 ジープニーとは2トン車程度の車体を、荷台に屋根をつけて人を乗せるように改造したものだ。 これが騒音と排気ガスをまき散らしながら、こまめに客を拾っていく。 ジープニーと同じ台数くらい走ってるのが、同じように荷台に人を乗せるように改造した軽トラックである。 古い車体を使っているジープニーに対して、軽トラックはそれほど古くはないので、はるかに静かに走る。 両方とも路線は決まっているが、停留所は決まっておらず、どこでも手を上げれば止まってくれる。 降りたくなったら天井の鉄板をたたくと、近くの路肩に止まってくれる。 不思議なことに、どんなに混んでいても運転手には天井をたたく音が聞こえるようだ。 運転席と荷台の間に仕切りはない。 助手席には奥さんや子供など、家族が乗っていることもあるが、これはアジア共通である。 客は荷台に乗ってから、客から客への手渡しで料金を支払う。 路線など事情を知った地元の人には便利だが、旅行者が利用するには勇気のいる乗り物である。 よーく辺りを見ながら行き先を確かめ、勇気をだして乗ってみる。 ジープニーは8ペソ、軽トラックは7ペソである。 ジープニーでボラれることは少なく、キチンとおつりをくれる。 しかし、一度だけ20ペソ紙幣を出したのに、15ペソだと言って5ペソしかおつりをくれなかった。 おつりをくれるように一度はクレームを付けたが、タガログ語でのやりとりはできないので黙ってしまった。 言葉ができないのは情けない。 タクシーはトヨタの小型車が多い。 初乗り40ペソのメーターをきっちりと使って、誤魔化すことは少ないと聞く。 タクシー乗り場ではタクシー番号を書いた紙をくれる。 問題が発生したらこの紙を見せろと言うことだろう。 運転手に対する抑制効果があるかもしれないが、問題解決に役立つことはないように感じる。 ダバオは車社会になり始めたばかりらしい。 オートバイに乗り場をつけたものから、新旧さまざまな車が走っている。 トヨタが多く、日産もマツダもみるしフォードも走っている。 かつては日本の工業製品の独壇場だった東南アジアだが、最近ではヒュンダイやキアといった韓国の車もずいぶんと増えた。 それだけではない。 タタがショールームをだしていたので、インドの車も走り出すのだ。 ますます競争が激化していくだろう。 |
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