初老人たちのチェンマイ旅行
2015.3.31−記
第1日目 チェンマイに到着 ナイト・バザーへ
第2日目 シリランナー・ホテルについて 市場から昼食へ 北部料理と美女たち
第3日目 ピン河の舟遊び 再びピン河へ ナイト・サファリへ
第4日目 旧市街探索 プールで 最後の食事
雨中居のトップに戻る


第2日目−3   北部料理と美女たち  

 7時にホテルのロビーに集合。
オールド・チェンマイ・カルチャーセンターからの迎えのマイクロバスに乗る。
15分くらい走っただろうか。
大きな施設らしき前庭に車が止まる。
ここは立派な観光施設で、毎晩ショーが行われているようだ。
我々はタイの料理を食べに来たのだけれど、ショーと一体になった観光客向けの施設だった。


 トコロテン式に案内された先は、中央と奥に舞台のある広場と言ったら良いのだろうか。
中央の平場の舞台を囲んで、地べたに座るように食事のセットがしている。
その周囲には椅子席が取り囲んでいる。
我々の予約は舞台に近い地べたの席だったのだろう。
しかし、長時間にわたって地べたに座るのは辛い。
初老人組は椅子席を希望した。
すると一番端のテーブルに案内されてしまった。

 ビールを頼むと、何にするかと聞いてくる。
ビールの種類を聞かれたのは初めてで、ここは高級な場所なのだろう。
今まで飲んだことがないということで、チャーン(象印)とレオビールを各3本づつ頼む。

 チャーンがやや濃い感じで、レオは軽めである。
メンバーの好みが分かれた。
シンハーが180バーツ、他は170バーツだった。
いずれにしても市中の3〜4倍くらいの値段である。

 45センチくらいの木製の丸盆にのって、料理が出てきた。
丸盆の上には、10センチ程度の小さなお皿に、いろいろな料理が盛られている。
おそらくこれは前菜だろう、と全員が思った。
次々に料理が運ばれてくることを期待していた。

 しかし、これですべてだった。
確かにタイ北部が裕福なはずはないから、満漢全席のような料理を期待するほうが無理だったのだ。
620バーツという金額の大部分は、舞台でまう美しい女性たちのタイ舞踊の料金だったのである。

 タイ舞踊は1部、2部構成になっていた。
8〜9人の美女たちが優雅に舞う。
2組の踊り手が入れ替わり見せてくれる。
最後には盆踊りのようなものも披露されて、客の中から踊り手を誘い出して一緒に踊り始めた。
盆踊りの好きな我がメンバーも参加した。
見る人が見れば素晴らしい舞踊なのだろう。
しかし、素養のないメンバーはたちまち飽きてしまった。

 1部が終わると、場所を変えて2部が始まるという。
2部は少数民族の舞踊らしいが、飽きてしまったメンバーが帰ろうと言い出した。
その声に吊られて、ここで帰ることになり、マイクロバスをだしてもらう。

 翌日帰るという早帰りのメンバーがいるので、ホテルに戻るとお金の精算をした。
そして、まだまだ元気な初老人たちは、Sang-Som の飲み残しがあったので、夜の宴会へとなだれこんでいった。
隣の部屋から椅子を運び、車座になって夜は更けていった。
広告

次へ