初老人たちのチェンマイ旅行
2015.3.31−記
第1日目 チェンマイに到着 ナイト・バザーへ
第2日目 シリランナー・ホテルについて 市場から昼食へ 北部料理と美女たち
第3日目 ピン河の舟遊び 再びピン河へ ナイト・サファリへ
第4日目 旧市街探索 プールで 最後の食事
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第3日目−1   ピン河の舟遊び  

 ゾウにのるツアーに行ったグループは、朝食抜きで早く出発していった。
残った4人、今朝はホテルの朝食はとらない。
そのままピン河沿いの街を見に行く。そこで朝食しようという計画である。

ナワラット橋
ホテルの正面
 初老人たちはだんだんと横着を決め込んで、歩かなくなった。
ホテルの近くでタクシーを拾う。
女性の運転手に新鮮な驚きである。
初めてのタクシーだがメーターがない。
やはり交渉となり、100バーツで行くという。
これではトクトクよりも安いではないか。
運転手さんは我々が今夜ナイト・サファリに行くことを知ると、600バーツでどうかと言ってきた。
熱心な商売心である。
感謝しながら断った。

 タクシーはターペー通りを東に向かう。
ピン河にかかるナワラット橋には、両側の欄干から歩道に向かって、さかんに霧が吹き付けられている。
涼しさの演出だろうか。
吹きさらしの河の上という場所を考えると、その効果がよく判らなかった。

 タクシーはナワラット橋を右に折れて、駐車場へと乗り入れて止まった。
しかし、我々の行きたいのは橋の左側、つまり北側なのである。
まだ店は開いていない。
川岸を散歩するのも悪くないので、ブラブラと歩くことにする。

 ターペー通りを超えると、しばらくは何もない。
このままで良いのかと思って歩いていると、川岸のほうに喫茶店のような建物が見えてきたが、残念ながら何処もまだ閉まっている。

 右手には古い建物が並んでいる。
古い建物を土産物屋に使っているようで、まだ閉まっているが、なかなかに良い雰囲気である。
少し歩くと、川側に洒落たホテルのような建物が見える。
入り口は狭く、奥の様子がわからない。
しかし、いかにも洒落ているのだ。
みな興味津々である。
入ってみる。
朝食ができるかとフロントに聞くと、OKとの返事。
ではと、中へと進んでいく。
うん、良い感じ。
川岸にテラス状の小さなレストランが広がっていた。

農家風レストランか

 早速メニューが手渡される。
朝食のセットメニューで360バーツである。
昨日食べたビーフンが50バーツくらいだから、めちゃくちゃ高いのである。
しかし、初老人たちは怯むことなく、果敢に朝食を注文した。
ボクなどアラカルトにしたので、530バーツも取られてしまった。
しかし、充分にリッチな朝食で、全員満足、満足だった。

 ここで1日早く来ていたメンバーが帰路につく。
トクトクをひろってホテルへと帰っていった。
残った我々も、ピン河のクルーズを楽しむべく、トクトクを拾って船着き場へと向かう。
さっきの橋を渡り、ターペー通りを南へと折れる。
5分も走っただろうか。
ワットチャイモンコン寺院の中にある船着き場に到着。
10時に出発するという。
あと10分である。
250バーツを払って船に乗り込む。

 茶色い水がゆっくり流れている。
どちらが上流で、どちらが下流だかわからないほど、静かな水面である。
川幅も広い。
10人の客を乗せて、エンジン音を響かせて動きだした。
ガイド付きの4人グループと、3人のグループ、それに我々である。
チェンマイは白人観光客が多いが、この船も我々以外は白人である。

 ピン河の右岸には多くのレストランが軒を連ねている。
左岸には市場などが見えているが、やがて郊外へ出たようで建物はまばらになる。
たまに出現する建物は、モダンなデザイナー・ホテルのようだ。
河に面してプールがあるらしい。
メイドさんが部屋の掃除をしているのが見える。
のどかな風景である。
途中、工事箇所を通過。

 約1時間で、折り返し地点に到着。
農家を改造したようなお店である。
スイカとパイナップル、それによく判らなかったお茶のようなものがでた。
すでに使われてはいないだろう農具が展示されている。
我が国でも似たような機具が使われていたと、農業の共通性を感じる。
帰りの船はどうなるのだろうか、とちょっと不安になった頃、乗船の案内があった。

 帰りは船足もいくらか速く感じたが、途中で降りるグループがあった。
市場の近くのようなので、我々も下船することにする。
船着き場から上に上ると道路で、まさに市場の前であった。
ここでトクトクをひろってホテルへと戻る。
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