ドゥマゲテで入院した
熱中症に気がつかなかった   2018.2−記



4日目退院


ドゥマゲテに来たのは夜だった

 何事もなく、無事に朝を迎えた。
会計処理が終えるのは午後になるだろう。
朝食を終えると、病院内の探検に出かけた。
大部屋のほうは、人が多いだけに雑然としている。
個室が続く4階のすっきりとは違って、いかにも地元風の感じがする。

 エレベーターで2階に降りて、喫茶コーナーに行く。
中庭がよく見える。エスプレッソ・コーヒーも美味しい。
ここは入院している反対側の建物だ。今日でお別れだから、いろいろと写真を撮っておく。
この病院は改修中らしく、工事中と思われる部分がある。
しかし、工事は何時やっているのかと感じるくらい、途中までで投げ出した感がある。
そういえば、昨日はとなりの部屋で、ノコギリやドリルを使う音がしていた。
何事も大らかな感じで進んでいるのだろう。

 昨日は2時頃に、会計処理が終わったと電話があったが、今日は3時すぎに電話があった。
連れ合いと一緒に、ボクも支払いに行きたいというと、患者はガードマンのいるところから外には出られない。
経理は外だから、あなたは行けないと言われてしまった。
仕方なく、病室で待つ。


ガードマンにリストバンドを切ってもらう

でも1人だったら、どうするのだろうか。今回は連れ合いに感謝である。

 かかった費用は、部屋代が2500ペソ×3日で7500ペソ。エリンダ医師への支払いが3000ペソ。
ほかに検査費などを加えて、入院費用は総額21、154ペソ(44,871円)だった。
保険には入っていなかったが、意外に安い感じ。
これがアメリカだったら、こんな金額では済まなかっただろう。
検査結果や支払い明細など、細々とした数字を書いた書類を渡してくれた。

 退院に当たって、薬を2つくれた。
1つは今までと同じプラスチック入りの飲み薬、これは整腸剤だという。
それに目眩止めの薬3錠分の処方箋をくれる。町の薬局で買って飲めという。
ナース・ステーションに挨拶をして、エレベーターで1階に降りる。
そして、ガードマンの居るところへと向かう。
ガードマンは退院許可証を確認すると、リストバンドを切ってくれた。

 入院という得がたい体験をしたドゥマゴテだが、街自体はとても気に入った。
何よりも暖かいのが良い。
帰国すると日本の冬は、一入寒く感じ、常夏のドゥマゴテが懐かしい。来冬にはまた行こうと考えている。


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