タイ南部への旅行記
2013.12.−記
第1日目 ソイ33通り ホテルがない いい食堂を発見
第2日目 単独行の買春男性 盤上遊戯を発見 ドンムアンへ ハート・ヤイへ
第3日目 厳しいハート・ヤイ 大遅延の列車
第4日目 スラー・ターニー 猿の椰子の実取り 豪華深夜バス
第5日目 マンダリン 見えない盤上遊戯 見えたチンチロリン
第6日目 カンチャナブリー 戦場にかける橋 バスのスピード競争
第7日目 バンコックの王宮 盤上遊戯を発見 最後が失敗
第8日目 別離の朝 雨中居のトップに戻る


  バンコクへ

 1995年頃には東南アジアの各地で、将棋やダームといった論理的な盤上遊戯がくり広げられていた。
ボクはそのシーンから、近代化へのプレリュードは<論理的な遊びの普及>である、という仮説を立ててきた。

 1999年にベトナムを旅行したときには、ベトナム全土で中国将棋が遊ばれていた。
そして、2011年にベトナムを再訪したときには、ベトナムの近代化も確実に端緒についたのか、将棋熱はずいぶんと下火になっていたが、それでも多くの男たちが中国将棋に熱中していた。
おそらく近代化が初期の段階をすぎ、庶民層へと浸透したのではないかと思っていた。

 東南アジアの中心であり、もっとも近代化の進んだタイはどうだろうか。
今回のタイ旅行は、近代化へのエートスを探って路上を彷徨うというものだ。
その疑問に答えを探して、まずはバンコクへと向かったのだ。


大きな地図で見る

広告

次へ