平日のビルマ
11.パガンの子供たち

 かわいらしい子供たち。裸足でも元気に走り回っている。むかしの農村がどんな状態だったか、こうした村を廻っていると実によく判る。

 農業とは地面を相手にした労働である。土は人間の身体に容赦なく付いてくる。そして、屋外での労働は、人間を鍛え早い老化をうながす。老人だと思って話をすると、ボクより若い。そんなことがしばしばあった。

 写真の解説はページの下にもあります。

1995年−個展の案内
1.ヤンゴンを走るバス
2.ヤンゴン港で走る舟
3.荷物を頭上で運ぶ男
4.バスの中の坊さんたち
5.日陰を求めて
6.普通の家でも、坊さんがいる
7.長距離でもバスが足である
8.トラックのバスに乗る
9.水をくんで家まで運ぶ少女
10.牛はゆうぜんと寝そべる
11.パガンの子供たち
12.イラワジ川の近くのパゴタ
13.パガン遺跡−1
14.パガン遺跡−2
15.パガンの落日
 地方に行くと、子供がたくさんいます。どこの家でも5〜6人くらいは、ザラにいます。少し大きくなれば、下の子供の面倒を見るので、親は気楽なのでしょう。ボクの案内をしてくれた男の兄弟は、9人いたといっていましたが、今でも生きているのは4人だそうです。
  乳幼児死亡率が高いので、子供をたくさん産まないと、老後の保障を確保できないのでしょう。かつて子供を育て上げるのは、たいへんな仕事だったと思います。どこでも、子供は可愛いものです。
雨中居のトップに戻る

次へ