2010年11月28日から12月3日まで、カンボジアのシュムリアップへ行ってきた。
もちろんアンコール・ワット他の遺跡群を見るためである。
今回の旅行は、お目付役が企画したもので、航空券とホテルがパックになったものだ。
Pacific Hotelというリッチな、しかし団体向けの大型ホテルに宿泊した。
10年ほど前に、プノンペンには行ったが、その時にはアンコール・ワットまでは行かなかった。
なにせ、プノンペンからアンコール・ワットのあるシュムリアップまで、250キロくらいはなれているのだ。
車で行けば6時間くらいかかる。
それにポルポト派の名残があって、シュムリアップ付近は危険だとも言われていた。
シュムリアップ付近は、今ではすっかり様変わり。
市内を横断する国道6号線の両側には、新たにホテルがたくさん建築されている。
Pacific Hotelも、その中の1つで、2003年にオープンしたという。
飛行場とダウンタウンの中間くらいに位置する、大きく近代的なホテルである。
9時30分に成田を発った飛行機は、14時15分にベトナムのサイゴンに到着。
サイゴンは今ではホーチミン・シティである。
そこで飛行機を乗りかえて、プノンペンへは寄らずに、シュムリアップへと直行する。
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シュムリアップの飛行場 |
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成田からはベトナム航空で、シュムリアップへはカンボジア航空だった。
ベトナム航空の女性乗務員は、小豆色のアオザイを着ている。
何とスタイルのいい女性達だろう。
アオザイのしなやかなシルエットが、彼女たちのスタイルの良さをいっそう引き立たせている。
成田からサイゴンまでは6時間。
1時間の乗り継ぎで、あと45分の飛行でシュムリアップである。
16時55分の定刻に到着する。
1本しかない滑走路に着陸すると、エアバス320は滑走路の終点でUターンをする。
滑走路を自走しながら、空港の建物へと向かう。
最新式の飛行場を見なれた者には、シュムリアップの飛行場は長閑そのもの。
しかも、カンボジア様式の屋根で、我々を迎えてくれる。
もちろんボーディング・ブリッジ形式ではなく、タラップが用意されている。
歩いて空港建物へと向かう。
エキゾチックな雰囲気の建物に、飛行機を降りた客達が一斉にカメラを向ける。
すでに夕暮れに差しかかっているので、太陽の影が伸びている。
30度を超える空気のなか、ゆっくりと建物にはいる。
カンボジアはビザが必要な国だが、着いた飛行場でビザがとれるので、多くの人はビザ・カウンターに集まっている。
ボクたちは日本でビザをとってきたので、そのまま入国カウンターに向かう。
ペタンとスタンプが押されて、無事に入国する。
税関の近くの銀行で100ドルだけ、現地通貨のリエルに換えてみた。
しかし、国内ではドルがそのままで通用しており、結果的には交換は不要だった。
飛行場の外には、旅行代理店の人が迎えにきている。
もう一組の日本人旅行客と一緒にマイクロ・バスに乗る。
ホテルまで連れて行ってくれるのだ。
日本語のうまい中国系の男性が、車内でいろいろと説明してくれる。
10分も走らないうちに、ホテルに到着。
日本語が通じるタクシーを紹介するとか、トクトクを紹介するというが、丁重にお断りした。
すると、また帰りには迎えにくるといって、もう一組の旅行客を連れて、いなくなってしまった。
Pacific Hotelは、ひろーいロビーに高い天井。
いかにもの南国風である。
建物の施工精度がやや低く、それがまた南国風である。
ロビーでは木琴を演奏している女性がいて、ますます長閑な空気を演出している。
良い空気が流れている。
5階建てのホテルで、階の数え方はイギリス風である。
1階はグランド・フロアーつまりGである。
1階は日本風にいえば、2階になる。
我々が案内されたのは、2階、つまり日本でいえば3階の中庭のプールに面した部屋だった。
セミダブルのベッドが2本入っても、ゆったりした広さ。天井も高い。
バスはシャワーブースがあって、ゆったりしている。
昼間はとても静かだったのだが、夜になるとカラオケが入るようで、音がもれてきて騒々しかった。
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