スターリ・グラードの街に着いたが、まるで閑散としており田舎の漁村といった風情である。大聖堂、聖ロコ教会とまわると、もう見るものはない。喫茶店に入って時間をつぶす。喫茶店の店先に、海水が寄せてくるのをみながら、のろい日差しをみあげているだけだ。
教会の前で老女と並んで時間を過ごす。 |
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タクシーを呼んでくれと言っても、喫茶店の経営者兼ボーイさんは、バスがフェリーに接続しているから、バスを待つように言う。まったく商売っ気がない。
連れはフェリーに乗り遅れるとヤキモキしている。しかし、バスの発車時間になると、どこからともなく人が集まってきた。バスと言っていたが、来たのはマイ
クロバスだった。無事フェリーに乗船する。 |